きんきょ〜

2nd day

Fri Apr 2004

• とうとうMyデジカメを買ってしまいました。先日発売されたリコーのCaplio RXです。
  私のパソオタっぷりをよく知っている人は私が今までデジカメを持っていなかったという事実に驚くかもしれません。あれだけ変なパーツを買いまくって休日は一日10時間PCの相手をしていて、そんなパソコンにどっぷり漬かった生活をしている人間がデジカメを一台も持っていないなんて、お前本当にパソオタか、と。イヤ、確かに俺はパソオタだ、それは間違いない。デジカメというハイテクガジェットに対して興味を持たないはずはないのですが、しかしデジカメで写真を撮る、ということに対しては全く興味がなかったのです。大切な手紙は大切なペンで書きたい人間なので、大切な写真は大切なカメラで撮りたいのです。デジカメはまだ発展途上な製品なため、どんな高級機を買っても数年で陳腐化してしまいます。一生残る写真は一生物のカメラで撮りたいもの。そういうわけでなにかの記念に撮るような写真をデジカメで撮りたいとは思わなかったのです。ちなみに一生物のカメラというのもただいま探し中。一眼レフや高級機である必要は全くありませんが安物や電気制御のものは耐久性が心配です。フィルム式で小型でそんなに高くなく、フルマニュアルでいかにもカメラっぽいデザインの奴がいいなあ、と思って探してみたところ、レンジファインダーなカメラがそれっぽくていい感じ。BESSA-Rなんかを密かに狙っていたりして・・・。まあこれは別な話。
  しかし最近デジカメの必要性を感じるようになりまして。というのもこのページに写真を載せたいなあと思うことが多くなってきたためです。思い出を記録しておくための手段としてではなく、PCに手軽に映像を取り込むための手段としてデジカメが必要になってきたわけです。いままでは親父のMinolta DiMAGE Xtを借りてたんですがたまに親父が仕事で使ってたりして家にないときがあるし、わりと小物を撮影することが多いためマクロをよく使うのですがXtは15cmまでしかマクロで寄れないため、小さい物を撮影するときには大きな虫眼鏡で拡大しながら撮影したりしててとても不便でした。とにかくマクロの性能がいいことが重要！しかし巷にあふれるデジカメは画素数やズーム倍率とか一般受けするスペックばかりよくってマクロは最高30cmまでしか寄れないとかがザラでして。そんな中見つけたのが前モデルのCaplio G4wide。マクロで1cmまで寄れるのはもちろんのこと、安価で単三乾電池が使え、そしてこのクラス唯一の広角レンズ搭載。そしてレリーズタイムラグが世界最速の0.14秒、起動も1.8秒とかなり高速。専用リチウムバッテリーを使えば最大4300枚も撮れるという驚異のバッテリーの持ち。なかでもクラス唯一の広角レンズ搭載とリコー製という点がマニアック大好きな俺の心を鷲づかみ！すぐに買ってもよかったのですが、発売されてからずいぶん経っているためもしかしたらもうすぐこのずんぐりむっくりなデザインが改善された新型が出るかも・・・と期待していたら先月の初めにとうとう新作Caplio RXが発表されたわけですよ！
  クラス唯一の広角レンズ搭載、専用リチウム電池の驚異的な持ちはもちろんのこと単三乾電池も使え、元々世界最速だったレリーズタイムラグは1.2秒と世界記録を更新。さらには元々早かった起動時間も0.9秒とこれまた世界最速。屈折式光学系を備え、常にレンズを伸ばしっぱなしにできるDiMAGE Xtよりも早くなってしまいました。デザインは、うーん、G4wideのずんぐりむっくりはかなり改善されたけどでもやっぱり垢抜けないなあ。まあでもそれがリコーの持ち味なのかも。野暮ったいデザインながら高機能で使いやすいデジカメってのも羊の皮をかぶったオオカミと思えば悪くはないか。傷や汚れを気にせず持ち出せるというのはそれはそれでいい。とにかくG4wideからの正常進化といえるRX、前モデルを買おうか買うまいか迷っていた俺はもうこれを買うしかないだろ！！
  ところが発売直前になって予想してなかった事態が発生。デジカメメーカーとしては知る人ぞ知るという存在なリコーは言い換えればあまりにマニアックなため、私がバイトをしているエイデンでは店頭在庫を置かないとのこと。注文しようとしたら型番がまだ登録されておらず、また年度末が重なったため結局手元に来たのは発売から一週間以上たった今日でした。本体価格37500円+256MB SDカードに単三型NiMH電池で合計5万円弱で。そういうわけでこれからきんきょーに掲載される写真が増えるかもです。