きんきょ〜

過去の出来事

Tue Nov 2005


  • 卒業制作中間発表概要(pdf)
    卒業制作として制作中の折り紙シミュレータっぽいプログラムを制作中。それっぽいものができつつあるので途中経過を公開してみます。すでに折り目は入力されており、その折り目に沿って面を動かすことができます。まあ、現時点では折り紙シミュレータではなく「互いにつながっている複数の面の位置を計算するプログラム」にすぎませんが。ていうかこのアルゴリズムを思いつくまで3週間ほど悩んでました。そのせいで発売日に買ったFateまだクリアしてません。あと面同士の交差判定や衝突判定もしないとなあ。これがシミュレータを名乗れるようになるのはいつになることだか。Java3Dで作られているので、要J2SE Runtime Environment 5.0+Java3D 1.3.1 Software。OSはWinXP、Win2000、MacOS 10.3.9にて動作確認。
    画面内の何もない部分をドラッグすると視点を移動できますが、「何もない」の判断がいい加減なのでそのうち直す予定。カーソルキーやPageUp、PageDownキーでも視点移動できます。
  • ちなみにうちの学科、いちおう芸術系なんで卒業に際しては論文を書く以外に作品を提出するっていう方法も認められています。主に絵画や彫刻などを専攻している人たちが制作の道を選ぶんですが、その制度を利用し、コンピュータ系の専攻である俺もソフトウェアという名の作品を作ることで何十ページもの論文を書くことなく卒業してしまおうという魂胆です。どんなわけわからんものでもこれがアートなんだと主張すれば、先生方もそれを作品であると認めざるを得ません。うちの学科の先生方の作品にだってそういうものいっぱいありますからね。わけわからんから作品として認めないなんていったら自分たちの首を絞めることになります。だからといって、小学生の夏休み自由研究の作品か?!制作時間は3時間か!!?みたいなショボいものを通してしまうのはどうかと思いますがね。卒業するだけなら研究よりも難易度低いです。
  • ちなみに卒業制作を審査するのは主に芸術畑の先生方です。べつに芸術系、工学系で審査対象を限定していることはなく、卒業研究を芸術系の先生が評価しても、工学系の先生が作品を評価してもかまわないんですけど、そういうのは先生方いやがります。映像系の先生が建築構造の研究発表を聞かされてもチンプンカンプンですから。そういうわけでこういう技術的な作品を作ってもそれが「作品」である以上、あまり技術的な部分は評価してもらえません。むしろ背景色が悪いとかマウスが持ちにくいとかいう(マウスは俺のせいじゃない!)トンチンカンな評価が返ってきて脱力です。まあ、そういったインターフェース部分の作り込みも内部構造などと同様重要ではあると思うんですがね。でももうちょっと中身の部分の苦労とか察してほしいとこです。
  • それにしても、小学校時代は折り紙博士などと呼ばれていた俺ですが、10年以上たってまた折り紙について研究するようになるとは思わなんだ。当たり前のことながら、そういう昔はまってたものによって、俺の原風景みたいなものが形作られているんだなあと再認識。
    でも意外と折り紙っていいネタかもしれん。日本発祥の伝統芸能だけど海外でも人気が高く、外人さんに作ってあげると喜ばれるし。それに数学とか幾何学とも関係してるしね。その割にあまり学術的に研究されてない。大学院への入学も決まったし、これからしばらく折り紙ネタでやっていく予定です。

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